AIロボット犬Siriusが日本上陸|約20万円の価格・機能・注意点

AIロボット犬「Sirius」が日本上陸!約20万円で何ができる?価格・機能・注意点を解説

犬のように歩き、しっぽを振り、声をかけると表情や動きで反応する——。

中国のロボットメーカーHENGBOTが開発したAIロボット犬「Sirius(シリウス)」の日本向け先行販売が、2026年8月28日にMakuakeで始まりました。

約1kgの小さなボディに、カメラやマイク、AIチップを搭載。人の顔や声、触れられたことを認識し、犬らしい動きや表情で応えてくれます。

ただし、単純に「本物の犬の代わりになるペットロボット」と考えると、少し違います。

Siriusは、かわいがるだけのペットというより、動きや性格を自分好みに作り変えられる「育てるロボット」に近い製品です。

この記事では、Siriusの機能や価格、購入前に知っておきたい注意点を分かりやすく解説します。

「Siriusとは?」

Siriusは、HENGBOTが開発した四足歩行型のAIロボットです。

2025年に海外クラウドファンディングのKickstarterで1,150人から約91万ドルを集め、2026年8月から日本向けの販売が始まりました。

大きな特徴は、犬らしい動きとAIによるコミュニケーションを組み合わせていることです。

歩く、走る、跳ねる、お手をするといった動きに加え、声や顔を認識し

項目内容
項目内容
本体サイズ約250×130×250mm
重量約960g
最高速度約0.4m/秒
最大積載量約300g
通常稼働時間約45~50分
待機時間約100~120分
充電時間 約50分
充電方式PD 30W
OSLinux
対応言語C/C++/Python
主な用途会話、遊び、プログラミング、教育、研究

仕様はHENGBOTの公式ユーザーマニュアルに基づいています。

Siriusでできること

声・顔・タッチに反応する

Siriusは、頭部のマイクやカメラ、タッチセンサーを使って、人からの呼びかけや接触を認識します。

「こっちに来て」「一緒に遊ぼう」「ダンスして」といった声に反応し、動き・音声・表情を組み合わせて応えてくれます。

顔認識は本体内で処理され、初期設定では画像や音声、行動データを自動的にアップロードしないと、日本向け販売ページに記載されています。

ただし、AI音声機能の利用にはネットワーク接続が必要です。

犬らしい多彩な動き

Siriusは、歩く、走る、跳ねる、振り向く、しっぽを振る、前足を差し出すといった動作に対応します。

約1kgと小型ながら、脚部の関節とモーターによって、比較的滑らかで俊敏な動きを実現しています。

表情は頭部のディスプレイに表示され、音声やライトと組み合わせてSiriusの「性格」を表現します。

声や身振りに反応するAIロボット犬Siriusと高齢女性のイラスト

※画像はイメージです。実際のSiriusとは外観や仕様が異なる場合があります。

動きや性格をカスタマイズできる

Siriusが一般的なペットロボットと違うのは、ユーザー自身が動きや反応を作れる点です。

プログラミングの知識がなくても、用意された動きを組み合わせてオリジナルのリアクションを作成できます。

開発者向けのEDU版では、APIやPythonなどを利用した高度な開発も可能です。

つまりSiriusは、完成されたペットというより、使う人が少しずつ個性を加えていくロボットプラットフォームなのです。

Siriusの価格はいくら?

セット先行価格の目安一般販売予定価格
Sirius単体版199,980円から309,980円
Sirius PRO版239,980円から359,980円
Sirius EDU版250,980円から369,980円

2026年8月30日時点で、Makuakeには複数の先行価格が掲載されています。

単体版は基本機能を楽しむ一般ユーザー向けです。PRO版には予備バッテリーとコントローラーが付属し、EDU版はプログラミングや研究、ロボット開発を目的とする人に向いています。

なお、19万9,980円の72時間限定リターンは、2026年8月31日午前10時59分で受付を終了しました。価格や受付状況は変動するため、最新情報はMakuake公式プロジェクトページで確認してください。Makuakeでは、応援購入金額(送料・税込)に対して、別途2.2%(税抜)の安心システム利用料が加算されます

購入前に知っておきたい5つの注意点

1.連続稼働は約45~50分

Siriusの通常稼働時間は約45~50分です。

一日中部屋を歩き回るロボットではなく、遊ぶときに起動して使うスタイルになります。

充電時間も約50分かかり、自分で充電場所へ戻る機能は確認できません。長く遊びたい場合は、予備バッテリー付きのPRO版が現実的です。

2.防水ではなく、基本的に屋内専用

Siriusには防水性能がありません。

水がかかると故障する可能性があるため、雨の日の屋外や浴室、キッチンなどの水回りには向きません。

屋外で使う場合は、水濡れだけでなく、砂ぼこりや段差からの落下にも注意が必要です。

3.本物の犬のような触り心地ではない

Siriusの外装は硬いロボットボディです。

柔らかな毛並みや体温があるペットロボットではないため、「抱いて癒やされたい」という人より、ロボットの動きや会話、カスタマイズを楽しみたい人に向いています。

海外の試作機を使ったレビューでは、転倒の多さや音声認識の不安定さを指摘する声もありました。ただし、試作機についての評価なので、日本向け製品版でも同じ問題が起きるとは限りません。

4.クラウドファンディング特有のリスクがある

Makuakeでの応援購入は、一般的な通販とは仕組みが異なります。

掲載されている注意事項には、仕様変更や配送遅延の可能性があること、原則として購入者都合のキャンセルや返金はできないことが明記されています。

配送予定は2026年12月末です。

初期不良については、到着後7日以内に連絡する必要があります。通常使用で発生した主要部分の不具合には、製品到着から1年間の保証が用意されています。

5.月額料金の有無は購入前に確認したい

日本向け販売ページでは、AI機能に月額料金が必要かどうかを明確に確認できませんでした。

AI音声機能にはネットワーク接続が必要なので、無料で利用できる範囲や、将来の有料プランについて、購入前にプロジェクト実行者へ確認したほうが安全です。

約20万円の製品だからこそ、料金体系が曖昧なまま購入するのはおすすめしません。

Siriusはどんな人に向いている?

Siriusが向いている人

  • AIロボットや新しいガジェットが好き
  • 動きや性格を自分好みに作りたい
  • プログラミングやロボット開発を楽しみたい
  • 生きたペットを飼えない環境で、反応する存在が欲しい
  • 教育や研究に使える小型ロボットを探している

慎重に検討したい人

  • 設定せず、すぐ簡単に使えるペットロボットが欲しい
  • 一日中動き回ってほしい
  • 柔らかい手触りや抱き心地を重視する
  • 幼い子どもに安心して任せたい
  • 約20万円という価格に迷いがある
プログラミングで動きをカスタマイズするAIロボット犬Siriusと家族のイラスト

※画像はイメージです。実際のSiriusとは外観や仕様が異なる場合があります。

Siriusは本物の犬の代わりになる?

現時点では、本物の犬の完全な代わりになるとは言いにくいでしょう。

Siriusには体温も毛並みもなく、充電が切れれば約45~50分で動かなくなります。散歩や世話を通じて関係を築く、生きたペット特有の体験とも異なります。

その一方で、アレルギーや住宅事情、年齢などの理由で動物を飼えない人にとって、声をかけると反応し、自分好みに育てられる存在には新しい価値があります。

Siriusは「犬を再現した機械」というより、人とロボットの新しい関係を試す製品と考えたほうが、その魅力を理解しやすいでしょう。

まとめ

Siriusは、犬らしい動きとAIによるコミュニケーション、自由なカスタマイズ性を組み合わせた小型ロボットです。

約20万円という価格は決して安くありません。稼働時間の短さや防水非対応、クラウドファンディングによる配送リスクなども理解する必要があります。

それでも、用意された反応を見るだけでなく、自分で動きや性格を作っていける点は、既存のペットロボットにはない魅力です。

Siriusをペットとして見るか、育てるロボットとして見るか。

その違いが、約20万円を払う価値があるかどうかを決めるポイントになりそうです。

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